変わりゆくボクシング界 日本ボクシング連盟の役割
日本ボクシング連盟は、日本国内におけるアマチュアボクシングの競技統括団体です。
当初は、オリンピックに日本人選手を派遣するという目的で発足したものでしたが、現在では様々な面でアマチュアボクシングを盛り上げていこうという取り組みが行われています。
その一つが女子の公認です。
長い間、ボクシングは男子選手を中心に行われてきましたが、2001年より女子アマチュアボクシングの国際大会が開催されることとなりました。そこで日本でも2002年に日本ボクシング連盟で女子選手を認定し、国内で試合を行ったり、選手を海外に派遣して実力の強化に取り組んでいます。
世界的なボクシングの実力が上がってきていることも理由となり、日本でも幼少期からボクシングの才能を見出すことに力を入れるようになってきました。
これが日本ボクシング連盟が主催する小中学生大会の開催です。
こうしたジュニア選手の育成には、アマチュアボクシングだけでなくプロボクシングとも連携して取り組んでいます。
かつては、日本ボクシング連盟はプロボクシング界とは一線を画してきましたが、国際化に向けて柔軟な対応を取ることも増えてきているのです。
日本ボクシング連盟の変化によって、2012年のロンドン五輪では、複数個のメダルを獲得することが出来たとも言われています。